シンセフェスタ2009レポート
- 2009/11/29
2009年11月28日(金)〜29日(土)に大阪WTCホールで開催されたJSPA(日本シンセサイザープログラマー協会、会長:松武秀樹)主催イベント「 シンセサイザーフェスタ2009」をレポートしましょう。私自身もJSPA副理事長を務めて綿密な準備を重ねた甲斐もあり、大勢の来場者で賑わいました。音楽制作やDTM,DAWの世界では、必ずと言っても良いほど使用されるシンセサイザー、今回の大阪にもまだまだ濃〜いシンセユーザーがいたのね〜!嬉しい限りです!
「 シンセサイザーフェスタ2009」の概要に関しては下記リンクを参照していただいて、早速、お客さんの入場が始まる前にレポートスタート!!
http://www.jspa.sakura.ne.jp/s...
まずは出展各社のブース紹介
●ヤマハ
MOTIF-XS、Sシリーズ、MMシリーズのシンセサイザーはもちろん、Cubase等のスタインバーグ製品も数多く展示。テノリオンの新バージョンもお披露目。
●ローランド
JUNO、FantomG、V-Synthを中心にSONAR等のケークォーク製品を展示。ショルダーキーボードのAX-Synthを多くの来場者が試奏していた。
●コルグ
新商品のSV-1、Wave Drum、microsampler等を中心に試奏コーナーを充実させていた。
●フックアップ
アートリア「Origin」を中心として、Waldorf「Blofeld Keyboard」「Largo」、access「VIRUS TI2 Polar」、アートリアのソフトシンセを展示。アートリアから生方氏も来日し、製品説明をしていた。
●モリダイラ楽器
moog製品を中心に展示。テルミン、minimoog Voyager、Little Phatty、エフェクター等、充実のラインナップ。
●ミューズテクス
MOTU製品の展示が中心。新バージョンのDP7をはじめ、MOTUのインターフェイス、ソフトシンセを展示。
●インターネット
SingerSongWriterシリーズや「がくっぽいど」「メグッポイド」のVOCALOIDシリーズを展示。
●クリプトンフューチャーメディア
初音ミクをはじめとしたVOCALOIDシリーズはもちろん、Vienna Symphonicシリーズ、Superior Drummerシリーズ、各種サンプリングライブラリーを展示。
●MI7
Reasonシリーズ、RMEのインターフェイス、NovationのMIDIコントローラーを展示。新製品のrecordも登場していた。さらにOberheimの復刻版モジュールも展示していた。
●メディア・インテグレーション
SpectrasonicのTRILIAN、PANOTEQ 3.5, PRO、BFD3などを展示。特にTRILIANの完成度は素晴らしかった。ミュージックトラックでもレビュー予定です。
●レオン
国内唯一のアナログシンセサイザー工房。今回もスゴいラインナップの展示でした。あまりにスゴかったので大フィーチャしちゃいます!
このモジュラーはレオンの試作第一号機(非売品)。このノウハウが多くのユニークな製品郡に反映されています。これらが、今回展示された製品たち(DRIFT BOXシリーズ)。一挙紹介しちゃます。
こんな感じで展示されていました。
今回の目玉展示「YMOステージ完全再現コーナー」
これには私もビックリしました!よくぞ揃えた!!
それぞれのエリアを見てみましょう。まずは教授コーナー。正面にPolymoog、上にはProphet5。左手サイドにはPolymoogにVocorder Plusです。
右手サイドには、Jupiter4とARP Odyssey。バックのエフェクターラックには、SPACE ECHOのRE-201、BBE、SDE-2000、moog 12stage Phaserなどが積まれています。
細野さんコーナーは、もちろんARP Odyssayです。白の初期型と黒の中期型です。
アッコちゃん(矢野顕子)コーナーは、Prophet5の初期型(REV.1)とOberheim 4 voice。
ちゃんと高橋幸宏さんのコーナーも、シンセドラムとともに再現されています。
松武秀樹コーナーも完全再現。moog IIIc、2台のMC−8、MC4、Sequencial CirciutのSequencerまで展示しています。
同時開催された各種セミナーも大盛況でした。私もアートリア「Origin」のセミナーを担当しましたが、多くの方々に受講していただき、誠にありがとうございました。
セミナーの様子。
さて、いかがでしたでしょうか?
次回、「シンセサイザーフェスタ2010」は東京での開催となる予定です。来年もお楽しみに!