Novation Circuit Tracks

ここに注目:

  • 直感的な操作でグルーブが作れる
  • シンプルでクールなやる気にさせられるデザイン
  • 小さい・軽い・内蔵バッテリーで簡単に持ち歩きできる

Novation から新しいグルーブボックス、Circuit Tracks は、が発売されました。以前ミュージックトラックでも紹介した Circuit と Circuit Mono Station というグルーブボックスがありましたが、これはCircuit の後継機種になります。

コンパクトで洗練されたデザイン

Circuit Tracks

まず、Circuit と大きく違うのは、なんと言ってもその見た目のデザインとサイズでしょう。かなり薄くなりました。そしてパッドのデザインが統一され、見た目的にすっきりフラットなイメージで、カッコよくなりました。やはりデザインは重要で、なんかやる気にさせられるデザインです。


Circuit

Circuit Tracks は全てのパッドが四角いパッドに統一されたことで、見た目的にも洗練されたデザインになり、薄暗い場所ではパッドのカラーLEDバックライトがかなりカッコイイです。

Circuit Tracks

Circuit は電池仕様でしたが、Circuit Tacks はバッテリーで充電式になったからなのか、無駄な厚みの部分がなくなったことでかなりスリムになり、コンパクトなグルーブマシンになりました。軽くて持ち運びも出来るデザインで、かなりいいです。

Circuit Tracks

わかりやすいユーザーインターフェース

Macro Control Knob

Circuit Tracks の上部のツマミのコントローラーは、Master Volume、1~8の機能が割り当てられたツマミ、Master FX 10個のツマミそれぞれに機能が割り当てられていて、1つのツマミ:1つのパラメーターなので、迷うことなく操作することが出来ます。

Circuit Tracks にはマニュアルも付属しますが、ほとんど読む事なく直感的に操作することが出来ました。また、ツマミの下にはカラーのLEDライトが付いていて、8つのカラーに変化します。これは何を意味するかというと、Circuit Tracks がコントロールする8つのトラックそれぞれのカラーが表現されています。

下の画像では Mixer で各トラックのボリュームをコントロールしているので、1~8 の各ツマミのカラーはそれぞれトラックのカラーになっています。それぞれのカラーのツマミを操作することでボリュームをコントロールすることが出来ます。

例えば、「Synth 1」 のパッドを押して「Synth 1」 のパラメーターの操作中は 1~8 全てのLEDがピンク色のカラーになり、自分がいま何のトラックのパラメータを操作しているのかが直感的にわかるようになっています。とてもよく考えられたユーザーインターフェースだと思います。

PAD Colors

Circuit Tracksのトラック

Circuit Tracks には8つのコントロール可能なトラックがあります。

Synth 1:6音ポリフォニックのデジタルシンセサイザートラック1
Synth 2:6音ポリフォニックのデジタルシンセサイザートラック2

6音ポリフォニックのバーチャル・アナログシンセが2台分入ってます。Novation のバーチャルアナログシンセサイザーの歴史は古いので、音も確かで様々な音、プリセットが用意されています。もちろん、エディットして使用することも出来ます。

MIDI 1:外部MIDI機器のコントロール(シーケンス)トラック1
MIDI 2:外部MIDI機器のコントロール(シーケンス)トラック2

Circuit Tracks の特徴と言ってもいいでしょう。外部のMIDI機器を2台コントロールすることが出来ます。外部音源としてハードウェアを接続してコントロールチェンジでパラメーターもコントロールすることが出来ます。

Pad Controler(Step/Project/Patern...)

Drum 1:ドラムトラック1 例)バスドラ
Drum 2:ドラムトラック2 例)スネア
Drum 3:ドラムトラック3 例)ハイハット
Drum 4:ドラムトラック4 例)パーカッション

ドラムトラックは4トラック用意されています。各トラックにドラムパートを置くのが普通のやり方ですが、パーカッションのトラックで異なるサンプルを配置することも出来るので、4つの音しかコントロール出来ないという事ではありません。その点、ちゃんと考えられてますね。

プロジェクトとパターン

Circuit Tracks はプロジェクトとパターンで構成されています。1つのプロジェクトは、8つのトラックでそれぞれ8つのパターンを持っています。Synth 1だったら、8つのパターンを作ることが出来ます。そのパターンの組み合わせでチェインして楽曲が構成されます。

見てわかるとおり、トラックの下のパッドが縦にパターンとなり、1-4、5-8とページの切替で使用します。AbletonのLiveを使ったことがある人ならピンとくるかもしれませんが、縦に並んだ再生のボタンがパッドになったと思えば分かりやすいと思います。

パターンの作成

パターンは主にぱっどを使って入力します。もちろん外部のMIDIコントローラーを使用しても入力できます。ドラムトラックに関しては、パッドがそのままステップ表示となり、パッドのオンにしたステップのサンプルが鳴る仕組みになっています。

Synthトラックは、Scaleで指定したスケールで鳴らすことが出来るので、スケールに沿った音程でリアルタイムにぱっどを演奏してもステップでパッドにキーを配置してもいいようになっています。もちろん、6音ポリフォニックなので、和音の演奏も可能です。

ベロシティやゲートなど細かな指定がボタンに割り振ってあるので、パッドの光の意味だけわかれば細かなコントロールがすぐに覚えられます。また、Rec Overwriteボタンでフィルターやエフェクトのリアルタイムのツマミの動きもレコーディングしてくれるので、動きのあるパターンをすぐに作ることが出来ます。

Novation Componentsソフトウェア

Novation には、Circuit Tracks に限らず同社が出しているプロダクツを総合的に管理することが出来る専用のコントロールソフトが提供されています。それが、Novation Components で、製品を所有していればアカウントを作成することで誰でもダウンロードして使用することが出来ます。

Circuit Tracks のシンセサーザートラックも Componentsを使用してパッチプログラムの細かなエディット行う事が出来ます。また、「MIDI 1・MIDI 2」トラックのマクロコントロールノブにCCナンバーのアサインもこのソフトで行うことが出来ます。

また、プリセットやサウンドパックのダウンロードやサンプル、パターンの管理、バックアップもこのソフトで簡単に行えます。

Novation Components

機能もコスパも最強

Circuit Tracks のいいところはマニュアルがなくても基本的なグルーブを作ることが出来るわかりやすいユーザーインターフェースなのはもちろん、軽くて薄型なので普通のバッグなら問題なく入れられます。また、バッテリー充電で電源も心配することなくヘッドフォンで音を聞けるので、持ち歩いて外でも移動中でも使用することが出来るのも大きなアドバンテージです。

このジャンルのグルーブボックスはたくさんありますが、このユーザーインターフェースとハードウェアとして動作するグルーブボックでこの価格帯というのは、グルーブボックス初心者にもお勧め出来る一台だと思います。

サンプルもMicroSDから供給したり、Novation Components経由で拡張プリセットのパックをダウンロードしてセットしたりと、拡張性もバッチリです。

レビュー映像でそのオペレーションとサウンドを見て聞いて、価格を見たらきっと欲しくなってしまうと思います。ここ価格帯でこのサウンドと機能をもった単体ハードウェアのグルーブボックスでは最強でしょう。

デモ&レビュー映像

販売情報

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