SINGULAR SOUND BeatBuddy
- 2020/04/15
- English version is available!
ここに注目:
- ペダルタイプのビートボックス
- 足元で様々なビートをコントロール
- 拡張出来るリアルなリズムサウンド
Singular Sound から新しいタイプのリズムマシン、ビートボックスが発売されました。特徴は、ギターリストが使用するコンパクトエフェクタータイプの形状で、足元で操作することを前提に様々なリズムをコントロールすることが出来るように考えられていることです。
今までに無いコンパクトな形状
BeatBuddyの最大の特徴でもあるそのコンパクトエフェクタータイプの形状は、ある意味でギタリストが使用することに特化した形状であると言えます。
今までのコンパクトなリズムマシンは箱形で薄型、PADやボタンを備えた「リズムマシン」独特の形状が一般的でした。その今までの形状を一切リセットし、フットタイプのコンパクトエフェクタータイプに形状を割り切り、初めてこのような形で使い勝手を考えて出来上がったのがBeatBuddyでしょう。
操作性を犠牲にしない豊富な機能
リズムマシンに必要な操作性や一般的に必要な動作として、リズムのスタート、ストップ、フィルイン、パターンチェンジが考えられます。その操作を足元のペダルスイッチだけでコントロール出来るという、ライブパフォーマンスにも適した操作性が出来ることも最大の特徴でしょう。
まずは、自分の音楽性に合ったリズムのジャンル、ソングからパターンを選択してスタートするとイントロのパターン、通常のパターンが再生されます。
フィルインもフットスイッチを押すことでフィルインが挿入されますが、そのフィルインのフットボタンを押すタイミングによって、フィルインの小節の長さやフィルインのパターンも自動的にその尺に合わせて変化、再生してくれるので、ユーザーはフィルインのタイミングを意識する必要がありません。
そのタイミングやパターンの情報もディスプレイ上に表示されているので、とてもわかりやすくなっています。メトロノームも縦のラインで表示されるので、とても見やすく、良く考えられています。
再生中にフットスイッチを踏みっぱなしにすることで、リズムのバリエーションが変化したり、ダブルタップでエンディングリズムに再生が変化するなどの小技にも対応しています。
まさに、一人パフォーマンスや、ドラマーのいないベースやキーボードとのデュオなどのパフォーマンスに適したペダルタイプの新しいエフェクター、アクセサリーだと思います。
再生中のソングの一時停止や次のソングの呼び出しなど、拡張したい場合は別売りのFootswitch+を購入するか、セットになったバンドル版を購入する必要があります。
リアルなドラムサウンド
BeatBuddy に搭載されているリズムは、21ジャンルで合計200曲分のプリセットが内蔵されています。このプリセットリズムは、PCMでサンプリングされたパーツをプログラミングして出力したサウンドのリズムではなく、実際にドラマーが叩いた演奏を 24bitの高音質サウンドでサンプリングしたオーディオのリアルなリズムサウンドが再生されます。
テンポもうまくタイムストレッチされて指定したテンポで再生されるので、ユーザーはリズムの素材を意識することなく、自分の好みのリズムパターンを選択して、テンポを指定して再生するだけの操作で、まるでドラマーが叩いているようなリアルなリズムサウンドを鳴らすことが出来ます。
専用の編集ソフトを使えば、フィルインのパターン変更やソングファイルのセットアップ、ソング用の拡張ファイルがオンラインのライブラリでダウンロードや、追加購入できるので、本体に追加することも出来ます。
デモ&レビュー映像
デモ映像では、MIDIコントローラーのフットスイッチMIDI Maestroを連動させて、様々な動作をコントロールするデモを行っています。