松原正樹さんライブ 突撃機材リポート!
- 2010/01/17
今回は、20010年1月15日(金)に東京の六本木にあるスイートベイジルで行われたスーパーギタリスト、松原正樹さん【4ロカンボス+トライフォース】のライブに行ってきました。
松原正樹さんと言えば、詳しい説明は不要でしょう。そのギターテク、プレイ、サウンドはもちろんのこと、一昨年は30周年を迎えて新作アルバム「HUMARHYTHM V」を発表し、ご自身の積極的な音楽活動や音楽シーンに於ける数々の活躍は、音楽をプレイする人たちだけにとどまらず、音楽を聴くだけの人でも必ずどこかでそのプレイによる音を聴いているというほどの活躍をされているスーパーギタリストです。
そんな松原正樹さんが多忙なスケジュールの中、久しぶりにご自身のライブを行うと言うことで、早速、観て参りました。
今回のメンバー主体は、松原正樹さんのバンド【4ロカンボス】と【トライフォース】の混成グループで、これらのバンドの曲を中心に演奏が行われました。
ライブのメンバーの方々
- Guitar:松原正樹さん
- Bass:村上 聖さん
- Drums:田中栄二さん
- Keyboard:南部昌江さん
- Piano:島 健さん
- Sax&Per:春名正治さん
- Tb&Per&BHarp:佐野 聡さん
以上のそうそうたるメンバーでライブが行われました。ライブでの演奏や内容は、これだけのミュージシャンの方々がプレイしているわけですから、全ての曲で素晴らしいプレイとサウンドを堪能し、六本木スイートベイジルのおいしい食事、お酒とともに楽しむことが出来ました。
また、今回のライブではステージ中盤でサプライズがありました。
「HUMARHYTHM V」
この最新アルバムにVoで参加されているスターダスト・レビューの根本 要さんがゲストVoとして飛び入り参加されました。
歌入りの曲として、AORの名曲、BobbyCaldwellの「What You Won't Do for Love」を渋く歌い、BEATLESの「Oh! darling」をブルージーにメンバー全員のソロまわしとともに激しく歌い、最後には松原さんのアルバム「HUMARHYTHM V」に収録されている「篝火草」をしっとりと歌われました。
「篝火草」これ、難しい漢字ですね。ちなみにこの曲は、さだまさしさん作詞による、「シクラメン」という曲です。とてもいい曲です。根本さん独特のハスキーかつ、とてつもなく高域まで出る声に圧倒されました。このように、素晴らしい方達による上質な音楽を堪能してきたわけです。
しかし、ライブを見て食事をして、遊びのようにただ楽しんで来て終わるミュージックトラックではありません。(これはプライベートなのか?仕事なのか?)
松原さんには、事前にライブを鑑賞するとお伝えしてあっただけなのですが、当日に突然の取材を試みたところ、松原さん南部さん、他のメンバーの方々とともに、みなさん快く受け入れてくださいました。
しかも本番前のピリピリしているであろう、その時間帯にステージで使われている楽器やエフェクターなど、「今日ライブで使われている機材の写真を撮らせて頂けませんか?」などという、ミュージシャンの方からすればセッティングや機材など企業秘密かも知れないようなシビアな内容かつ、無謀な要望にもすんなり応えていただきました。
念のために恐る恐る「写真撮影でNGの部分はありますか?」と訪ねてみると、「全然無いですよ。」と・・・・・・松原さん。う~っ。これはセッティングを含めて、ミュージックトラックのためにツマミの位置まで撮るしかないと・・・
さすがに、これ以上はインタビューをお願いする時間は取れず、また、そこまで当日アポ無しでお願いするわけにも行かないため、写真を撮らせていただく取材に留めました。
*
さて、ここからが皆さんにお見せするステージ、ライブでの機材の数々です。
ただし、ここから先、これらの写真の詳細な説明は特に行いません。これは、個々の機材についてのインタビューを行ったわけではないので、どのように使っているかなど、想像でしか書けないため、勝手に事実と異なることを公開できないためです。
なるべく細かな部分(ツマミの位置まで!)が見えるように高解像度かつ、ワイドで撮影し、写真をクリックすると拡大するようにします。(WEBの性質上、データ表示可能な大きさに収めています)セッティングなどの参考になるでしょうか?
また、これらの機材について、コミュニティを立ち上げますので、そのコミュニティでギターに詳しい方、エフェクター、アンプ、キーボードに詳しい方々の書き込みや、どんなサウンドになるエフェクターなのか?など、説明の投稿や、ディスカッションへの参加をお待ちしてます。
コミュニティは、こちら
六本木スイート・ベイジル。入り口はこんな感じです。
客席から見たステージとステージから見た客席
それでは、ステージ上の写真をどうぞ。
松原正樹さんエリア
使用されたギターの数々(マイクセッティングも見えますね)ギターのアンプとともに
アンプヘッド左から
使用された4本のギター
松原正樹さんの足下
さて、それぞれのエフェクターとそのセッティングを上から行きます。
ペダルを撮り忘れました・・・
これらのエフェクター類とアンプから、あのサウンドが出てくるんですね。とにかくギターの音がすばらしく良かったです。
Bassの村上 聖さんエリア
Bassエリア 足下のペダルボードとアンプヘッド部分
エフェクターセッティング
Drumsの田中栄二さんエリア
ちょうどライティングのチェックを行っていた最中で、とてもキレイに輝いています
Keyboardの南部昌江さんエリアKeyboard2台と、後方に外部音源とミキサーラック
Pianoの島 健さんエリア
調律の最中でした、ごめんなさい!YAMAHAのアコースティックピアノとエレクトリックピアノ
Sax&Perの春名正治さん Tb&Per&BHarpの佐野 聡さんエリア
管楽器とパーカッションをそれぞれプレイされていました。
さて、いかがだったでしょうか?
今回は松原正樹さんのライブの様子と使用されていた楽器やエフェクターの数々を紹介してみました。
やはり、プロフェッショナルな方々の使用している機材やそのセッティングを見ると言うことは、とても参考になることではないかと思います。
決して同じものを使うと言うことでなくとも、同じ種類、性質のものを同じようにセッティングしてみるのも一つの方法です。また、ツマミの位置を見ながら音を想像してみるのも楽しみ方の一つではないでしょうか。
みなさんもこのようなライブで生きた音と素晴らしいプレイを鑑賞し、楽しむことをお勧めします。
松原正樹さん控え室にて
今回は、突然の撮影にもかかわらず、快諾して頂いた松原正樹さんおよび、メンバーのみなさま、関係者のみなさまに感謝いたします。
著者: 氏家 克典