YAMAHA mx88
- 2017/09/06
- English version is available!
ここに注目:
- ピアノ、ステージピアノとしてサウンドの表現力や機能が秀逸
- とにかく軽くて、コストパフォーマンスが高い
- シンセサイザー音源、エフェクターがハイエンドマシン直系
- 最新の外部連携とコントローラー機能
YAMAHAが新たに登場させたのは、88鍵のピアノ・シンセサイザー!
いままで「mxシリーズ」と言えば49鍵と61鍵の「どこにでも運べるシンセサイザー」として軽量コンパクトで、YAMAHAのハイエンドシンセサイザー「motif」直系の高品位な音源、波形を搭載したシンセサイザーでした。
それが今回、88鍵フルサイズの「ピアノ・シンセサイザー」として登場しました。
素晴らしい表現力
mxシリーズは、軽量でコストパフォーマンスが高いシンセサイザーとしてコンパクトなmx49、標準的なサイズのmx61の2機種が登場していました。今回は、その定評のあった高品位な音源を活かすために88鍵、ハンマータイプ鍵盤のmx88が発売されました。
「ピアノ・シンセサイザー」と名称をつけているところからも、ピアノとしての表現力、高品位なピアノサウンドを最大限にアピールし、鍵盤と音源のマッチングを徹底的にチューニングしたYAMAHAらしい「ピアノ」に仕上がっています。
ハイエンド機種直系の音源
もちろん、シンセサイザー系、エレクトリックピアノ系のサウンドはハイエンドクラスのシンセサイザー「MOTIF直系」の音源を引き継いでいて、なおかつ高品位なVCMエフェクターを惜しげもなく搭載しています。ビデオ映像では、鍵盤にマッチした高品位なピアノ、エレピやシンセサウンドをたくさん紹介しているので、その音に注目して下さい。
インターフェースによる外部との連携
いままでのmxシリーズ同様、DAWとの連携にはUSBケーブル1本でMIDI、AUDIOの連携が出来るようになっており、iPhoneやiPADとの連携もUSBコネクションキットがあれば簡単にアプリとの連携も出来るようになっています。そのあたりも突っ込んで紹介しているので、是非ビデオでチェックしてみて下さい。
デモ&レビュー映像
鍵盤方式
グレードハンマースタンダード(GHS)88鍵盤 イニシャルタッチ付きピアノ演奏の表現力、高品位な音源を最大限に活かせるように、軽くもなく、重くもなく、「絶妙なタッチ」にチューニングされて仕上がっています。
音源方式
AWM2音源
波形メモリ:166MB相当
プリセット:1,106
パフォーマンス:128
最大16パート 128音
音楽制作、レコーディングからバンドの演奏に必要な音、シンセサイザーサウンドまで、全てカバーされています。特に、ピアノ系、エレクトリックピアノ系の音は、鍵盤とのマッチングも含めて、このクラスではダントツの仕上がりだと思います。
パフォーマンスとアルペジエータ
高品位なプリセットボイス、レイヤー、スプリットによる演奏、DAWからの16パートマルチ音源再生など、さまざまな演奏パターンに対応しています。
アルぺジエーターは 2系統搭載していて、あらかじめプリセットに最適な演奏パターンがアサインされています。もちろんドラムの音源も搭載しているので、アルペジオによるリズムセクションとベースパターンをバックにして演奏するなど、すぐにパフォーマンスプレイが始められます。
作曲のスケッチをする時などは、このような組み合わせのプリセットを演奏しているだけで色々なアイデアが浮かんでくると思います。
操作系
mxシリーズ共通、4つのノブによるファンクションのアサイン方式で、必要最小限のパラメータとノブで、すぐにアクセスしてサウンドをエディットすることが出来ます。
プリセットの呼び出しはパネル上のカテゴリーボタンから目的のプリセットに簡単に絞り込むことが出来ます。また、レイヤーやスプリットの作成もボタン一つで簡単にセッティングすることが出来ます。もちろん、おなじみのダイアル「AIノブ」も用意されているので、データのエントリーもストレス無く行う事が出来るようになっています。
Yamaha Synthesizer Sound Libraries
最新のプリセットやアーチストが作ったプリセットが無償でダウンロードして利用することが出来ます。こんな機能も最近のネットワークやPCとの連携機能が当たり前になった時代の思い切ったサービスだと思います。
YAMAHAが提供する無償のiPhoneやiPadのアプリでFM 音源のアプリ「FM Essential」を使ってiPhone/iPadを mxシリーズの拡張FM音源として使用することも可能で、ソフトウェアとの連携も簡単にできるようになっています。デモ&レビュー映像で紹介しているので、是非ご覧下さい。