Soundbrenner Pulse

ここに注目:

  • 新世代のウェアラブル型メトロノーム
  • 同じビートを共有出来る
  • PC・スマホとBluetooth接続で広がる使い道

全てが新しいスタイル

今回紹介するのは楽器ではなく、ウェアラブル・デバイス。なんだか、響きがいいですね。身につけるデバイス、それもメトロノームです。

今までのメトロノームと言えば、スタンダードなものでは、古くから「カチ・カチ」と左右に振れる振り子型のもの。最近になってからは、音と光、視覚、聴覚で感じ取るものが一般的でした。

Soundbrenner Pulseは、その形からして、今までのメトロノームを一切感じさせないスタイルです。

ビートを感じる

Soundbrenner Pulseの形は、手首に巻く時計型、リストバンドそのものです。付属する長めのバンドを使用することで、腕周りや太ももなど、手首以外にも巻くことが出来るようになっています。

この時点で、すでにSoundbrenner Pluseが普通のメトロノームの形の概念を変えてしまっているのがわかります。

では、どの様にテンポ、ビートを得るのか?それは、本体に組み込まれた高性能の小型バイブレーターによって、振動が手首(身体)に感じられます。ちょうど、スマホや携帯のバイブレーターが一定のリズムを刻んでくれている感覚といった方がわかりやすいと思います。その振動と、本体の光によって、一定のリズムを感じ取ります。

その様子は、デモ&レビュー映像を見てもらった方が速そうですね。

デモ&レビュー映像

いかがだったでしょうか?
動き方や機能、使い方がわかったかと思います。

アプリによる設定と制御

Soundbrenner Pulseは、Bluetooth接続によってiPhoneやAndroidなどのスマホやタブレットと接続を行い、細かな設定を行います。

テンポはもちろん本体側だけで表面をタップすることでも設定することが出来ますが、それ以外の細かなビート、サウンド、カラー、クリックの種類、曲リストによる曲別のテンポ設定などは全てアプリ側から行います。アプリ側から行えるので、本体では限界がある詳細な設定をすることが出来ます。

複数のSoundbrenner Pulseの同期

Soundbrenner Pulseの特徴は、5台までの複数のSoundbrenner Pulseを同期させることが出来ることです。同期というのは、もちろんテンポを共有すると言う事で、親となるスマートフォンのアプリ側で5台全てをBluetooth接続によって認識させ、それぞれを管理します。

接続さえ出来てしまえば、スマホからのテンポに追従して5台のデバイスが同じテンポで動作し、共有する事が出来るという仕組みです。これは、バンドやレコーディングで同じクリックを共有して演奏する場合などに活躍する機能だと思います。

DAWとの同期

Soundbrenner Pulseのもう一つの革新的なところは、PC(2017.12 現在はMACのみ)とのBluetooth接続によって、MIDI信号のコントロールチェンジを送受信することで、テンポを共有したり、DAW側とコントロールチェンジを送受信することが出来ることです。

このような連携が出来ることで、PCをマスターにしたライブでテンポ同期するなど、今まではイヤホンやヘッドフォンで行っていた方法を手首のバブレーションで感じると言う新たな方法で使用することが出来るようになります。

本体の充電と操作

Soundbrenner Pulse本体への充電は、付属のUSB接続による専用のアダプターで行います。マグネット式で、電極と凹凸を合体させることで、充電が始まります。

操作子が少ないSoundbrenner Pulseですが、本体リセットもこの専用充電アダプターで行います。充電は電極と凹凸を併せましたが、リセットは電極の端子だけを反対側から数秒間合わせることで、リセットされます。

いかがだったでしょうか。

新しいスタイルのウェアラブル・メトロノーム。個人のリズム練習はもちろん、複数人によるテンポの共有、DAWのコントロールなど、今までに無い機能をたくさん盛り込んでいます。

価格も機能の割にはリーズナブルな価格で販売されているようです。

興味があれば是非、お店で触ってみてください。

Soundbrenner Pulseの販売情報

メーカー製品情報

Soundbrenner Pulse

価格情報


 

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